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英国ロンドンで、日本からの観光客のお世話をする『現地係員』というお仕事をしている元海外添乗員。仕事・趣味や日常の事など言いたい放題、書き放題な自己満足ブログです。
2008年12月07日 (日) | 編集 |
さて、、、続きですが、その前に、、、、


このおばさんはやはり精神的に少し変なようで、

このおばさんが住んでいる近くに、以前に英国人のアンディーと言う名の男性が住んでいて、おばさんはアンディーに本(源氏物語)を貸したけど、本を返さずに帰国してしまった為、おばさんはアンディーに本を返してもらいに来た・・・などとちょっと訳の分からないことを言ってたそうです。
当然、アンディーという名前以外はイギリスのどの町に住んでるとか何も分かりません。



そして続きです。。。

タクシーに乗るのを止めたワタクシに対してカバンでビシバシ攻撃をするおばさん、、、

これも暴力のひとつなので、ワタクシ空港職員から この人は親戚か?と聞かれて、違う と答えた時点で、このおばさんはワタクシに暴力行為をはたらいていると見なされたようです。

まず男性警官2人がやってきました。。。。
(この二人の警官は サポート・オフィサー と言って、警官の一種で逮捕とかの権限を持たない)

どうしたのですか?

私はローカル・レップ(現地係員)で、この人はお客さんです。
本日これから日本に帰る予定なのですが、彼女は帰国拒否をしているのです。。。


最終的に残りのお客様を手荷物検査場へ案内した添乗員と、仕事仲間が駆けつけて、
仲間が今朝からの出来事を警官に報告・・・・

そしてさらに警察官3人  (ポリス・オフィサー、うち1人女性)もやって来まして、、、、
おばさん、おとなしくパスポートを警察官に見せて事情聴取が始まりました。

が、、、、、

ワタクシや仲間が間に通訳に入っても、おばさんはまともに答えてくれません。

そして言うこと支離滅裂 


その間にもワタクシや添乗員は日本のAGTやオフィスに 

なんとか無理やり飛行機に乗せてほしいという日本のAGTさん、
それも添乗員の横に座らせて、添乗員が面倒を見るようにと・・・・・

無理だと判断しているワタクシ達。。。。
第一に添乗員が可哀想です。

そうこうしている間にチェックイン締め切りまで残り30分です。。。。。

おばさんにはどうも家族がいない様子です。(孤独な1人暮らし老人?)
と言ってもおばさんは何も語ってくれないのですが、
おばさんのパスポートの裏に記載されている緊急連絡先に書かれていたのは、ご主人でも子供でも無かったのです。
一応、親族の電話番号があったので、ここに日本のAGTや、また添乗員が電話をするも、ご親族はおばさんとは疎遠で何も知らないというし、おばさんもこの親族との会話を拒否!

今度は何とか警察官から日本に帰国するように説得してもらおうと、、、

このビザではこの国に残る事は出来ませんから、日本に帰らなくてはいけませんよ。

と、やさしく言ってもらっても、おばさん何だか興奮状態になってしまい、、、、
とうとう女性警察官に歯向かって、女性警察官をたたこうとした。。。

この時点で全てが   このおばさんは逮捕されることになりました。

警察官に暴力を振ろうとしたのですから、この国では逮捕は当然です。

そして、、、

このおばさんが連れて行かれたのは警察の留置場ではなく、病院の精神科病棟です。

特別病棟で一般の人は入ることが出来ないので、おばさんには誰もついて行っていません。
ついていけないと警察官から言われました。
なので、おばさんがおとなしく救急車に乗せられて行くのを皆で見送るしか無かったのです。

おばさんとの戦いは終わりました。(正直ホっとしたワタクシ達)

そして警察官の話では、病院から大使館経由で日本に送還されることになるそうなのですが、どれくらいの期間がかかるのかは分からないとの事でした。

一応おばさんは保険に入っていたので、今は保険会社も間に入っています。
病院側の話では最低でもこちらで4週間、下手すれば6ヶ月もの間、精神病棟にいる事になるらしいです。
なので添乗員さんは日本からの指示で残っていたのですが、もう帰国されました。

ちらっと聞いた話ですが、ご親族の誰もがこのおばさんとは疎遠で、英国におばさんを引き取りにやってくるのを拒否しているそうです。

何だか今の日本の現状を表しているような、何ともいえないお話です。



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